![dorobou_hokkamuri.png](https://cdn.steemitimages.com/DQmZNfUku77eWzFdTkSxLewmD4gcx8RmSjAFoSd6KivMUCw/dorobou_hokkamuri.png) ランサムウェア（データを人質にして身代金を要求するソフト）が近年急増しているので、我々も気をつけなくてはいけないですね。「急増」なんて言葉ですら適切じゃないかもしれません。35倍ですよ。「PCのバックアップを取っておく」という方法で最悪の事態を回避できます。 ”ランサムウェア（英語: Ransomware）とは、マルウェアの一種である。これに感染したコンピュータは、利用者のシステムへのアクセスを制限する。この制限を解除するため、被害者がマルウェアの作者に身代金（ransom、ランサム）を支払うよう要求する。数種類のランサムウェアは、システムのハードディスクドライブを暗号化し（暗号化ウイルス恐喝）、他の幾種類かは単純にシステムを使用不能にして、利用者が身代金を支払うように促すメッセージを表示する（スケアウェア）。”　ーWikipediaより以下、Fortinetの記事「ランサムウェアの現状と考察」です。 https://www.fortinet.co.jp/doc/whitepaper_Ransomware-Guide.pdf 2015年のランサムウェアによる身代金支払い総額 2,400万ドル ↓ 2015年のランサムウェアによる身代金支払い総額 8億5,000万ドルと約35倍に急増しているようです。しかも報告される件数は実際の発生件数よりも少なく、推定で4件に1件しか報告されないんだとか。また、拡散方法の内訳は以下のようになっているそうです。 ●電子メールのリンク：32% ●電子メールの添付ファイル：28% ●Webサイトのダウンロードファイル：24% ●不明：9% ●ソーシャルメディア：4% ●業務アプリケーション：1% ”RaaS（Ransomware-as-a-Service：サービス型ランサムウェア）モデルやアフィリエイトモデルによって、サイバー犯罪を簡単に始められるようになったと同時に、ビットコインなどの仮想通貨によって、警察が身代金の行方を追跡することがほぼ不可能になりました。ランサムウェア犯罪の身代金の指数度的な高額化を考えれば、今後数年で勢いが加速することは間違いないでしょう。” との記載があります。ちょっと前に専門家の人が、 「昔はサイバー攻撃って愉快犯が多かったけど、今はもう完全にビジネスでやってるみたいですね」 って言ってましたが、ランサムウェアなんてまさにそれですね。仮想通貨（特に匿名通貨系）を経由することで、トラッキングができなくなるという現状もこの傾向に拍車をかけている気がします。そう考えると、泥棒・犯罪者側が仮想通貨をほっとくわけないでしょうね。 …PCバックアップには気を付けておこうと思います。ご注意を。 RocketCrypto